2012年3月29日木曜日

第21回 介護技術 / 過去問題特集


問題81 散歩後の高齢者の状態に関する次の記述のうち、脱水の兆候に該当するものの組み合わせを一つ選びなさい。

A 足がむくんでいる。
B 口腔内が乾燥している。
C 尿意があり排尿をした。
D ぼんやりとして元気がない。

1 A B
2 A C
3 B C
4 B D
5 C D


問題82 右片麻痺の利用者が、ベッドの端に腰掛けている状態から立位になるときの介助方法に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。

1 ベッドに深く腰掛けるように促す。
2 両足は膝より前に出すように促す。
3 利用者の左側に立つ。
4 頭を反らせるよう促す。
5 利用者の右大腿部に手を当て、立ち上がるのを補助する。

 


問題83 排泄介助に関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。

1 感染予防のため、おむつ交換時には使い捨て手袋を着用する。
2 利用者が自己導尿を行っているときの体位の保持をする。
3 差し込み便器を利用して排便をする場合、利用者の身体状況に合わせてベッドの頭側を挙上する。
4 膀胱留置カテーテル挿入部の皮膚や粘膜を清潔にする。
5 ポータブルトイレは小型で軽いものを選ぶ。

 

問題84 高齢者の夜間の快適な睡眠のための援助に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

1 就寝前に濃い日本茶を飲む。
2 就寝前に食事をする。
3 就寝前にぬるめのお湯で入浴する。
4 部屋の照明はすべて消す。
5 マットレスは柔らかなものにする。

 


問題85 次のうち、片麻痺のある利用者ががぶり上衣の着衣をする場合、身体の各部位を通す順番として最も適切なものを一つ選びなさい。

1 健側上肢--------→患側上肢--------→頭
2 健側上肢--------→頭--------------→患側上肢
3 患側上肢--------→健側上肢--------→頭
4 頭--------------→患側上肢--------→健側上肢
5 頭--------------→健側上肢--------→患側上肢

 

問題86 入浴介助に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

1 利用者の肩にお湯をかけて湯温を確認してもらう。
2 血圧の高い利用者は、ぬるいお湯に長く入るようにする。
3 片麻痺の利用者の場合、麻痺側から浴槽に入れる。
4 空腹状態にあるときの入浴は避ける。
5 入浴後は十分な休息をとった後に身体の水分をふき取る。

 


医者英国になる方法


問題87 保温を目的とするゴム製湯たんぽの使用に関する次の記述のうち、適切なものに〇、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

A 湯の温度は80℃程度とする。
B 身体に密着させない。
C 容器の中の空気を抜く。
D 感覚麻痺のある部位に使用する。

(組み合わせ)
  A B C D
1 ○ ○ × 〇
2 ○ × ○ 〇
3 × ○ 〇 ×
4 × × ○ ×
5 × × × ○

 

問題88 褥瘡の予防に関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。

1 電動エアマットを使用している場合でも、体位変換は必要である。
2 おむつ着用者では、濡れたらすぐに取り替える、
3 長時間の同一体位は避ける。
4 体位変換をして側臥位にした場合、膝を重ねる。
5 車椅子に座っている利用者が、ずり落ちないように防止する。

 


問題89 利用者が点眼する場合の介助時の注意点に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。

1 滴下数は、多いほど効果が増す。
2 目やには、そのままにしてもよい。
3 滴下は、眼球の上にする。
4 点眼容器の先は、まつげに触れないようにする。
5 複数の薬の点眼は、間を置かずに行う。

 


問題90 高齢者が福祉用具を選択するときの支援に関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。

1 利用者の使用目的・能力と、用具の性能を合わせる。
2 複雑でメンテナンスや操作が困難なものは避ける。
3 貸出制度の利用も考える。
4 住居など使用する環境に配慮する。
5 介護支援専門員の指示に従うよう勧める。

 


問題91 機能性尿失禁に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

1 強い尿意があり我慢できずに漏れる。
2 階段や坂道をおりているときに漏れる。
3 尿意をうまく伝えられなくて漏れる。
4 冷たい水に触れると我慢できず漏れる。
5 尿意がなく知らないうちに漏れる。

 

(介護技術・事例問題1)


彼は本当に価値があるニューヨーク·タイムズ紙は何のS

施設内感染に関する次の事例を読んで、問題92から問題94までについて答えなさい。
{事 例}
介護老人福祉施設の入居者Gさん(78歳、女性)が早朝から下痢と嘔吐を繰り返し、午前中に病院を受診し、その結果、ノロウイルス感染の疑いがあることが判明した。
入居者は50名。1ユニット10名が個室で生活し、GさんはユニットQに所属している。それぞれのユニットには共有の居間兼食堂、家庭用浴室がある。静養室は医務室の隣である、
ご飯、味噌汁はユニットごとに準備し、副食は厨房で調理している。
また、同日の午前中にはそれぞれのユニットから希望者が集まり、ホールで書道サークルが実施されていた。

 

問題92 Gさんの診断の結果を受け、入居者の健康状態の確認が行われた。その確認項目に関する次の記述のうち、適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。

A 排便の状況
B 入浴の状況
C 睡眠の状況
D 食事内容の状況

(組み合わせ)
1 A C
2 A D
3 B C
4 B D
5 C D

 

問題93 感染の拡大防止の対処方法に関する次の記述のうち、適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。

A 入浴を毎日実施する。
B 手洗いの徹底を図る。
C Gさんを静養室に隔離する。
D 逆性石鹸で吐物を消毒する。

(組み合わせ)
1 A B
2 A C
3 B C
4 B D
5 C D

 

問題94 翌日、ユニットQの入居者3名に発症したので、緊急に施設全体の家族説明会を実施した。次の記述のうち、説明内容として誤っているものを一つ選びなさい。

1 考えられる原因や施設の現在の状況
2 ユニットQ以外にも感染する可能性があること
3 感染者は重篤になる可能性があること
4 面会時にはマスクを着用すること
5 入居者にワクチンを接種すること

 

(介護技術・事例問題2)


アポは何を意味するのでしょうか?

 一人暮らしの高齢者の支援に関する次の事例を読んで、問題95から問題97までについて答えなさい。
{事 例}
Kさん(85歳、男性、要支援2)は5年前に妻を亡くし、自宅で一人暮らしをしている。以前は近くに住む友人とカラオケや将棋を楽しむなど活動的な日々を送っていたが、近ごろは足下がおぼつかなくなってきたため、自宅にいることが多くなった。商店街はバスを使わなければならない距離にある。会社員の長女は、他県に住んでいるが、週に1回は訪問して買い物や掃除など身の回りの世話をしている。Kさんは「できるだけ他人の力を借りずに、自分のことは自分でやっていきたい」と言っている。しかし、トイレに間に合わないことがあったり、大好きだった入浴も転倒を恐れ控えるようになってきており、生活に不安を抱くようになっている。週1回の介護予防通所リハビリテーション(以下「デイケア」という)と週1回の介護� �防訪問介護を利用している。

 

問題95 Kさんの清潔保持の支援に関する次の記述のうち、優先順位の高いものとして、適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。

A シャワーチェアーの導入を勧める。
B デイケアでの入浴を勧める。
C 訪問介護員が清拭する。
D 介護予防訪問入浴介護の利用を勧める。

(組み合わせ)
1 A B
2 A C
3 B C
4 B D
5 C D

 

問題96 Kさんの排泄の支援に関する次の記述のうち、適切なものに〇、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

A おむつの使用を勧める。
B 排尿のパターンを観察する。
C 間に合わない原因を医療職に相談する。
D 廊下やトイレに手すりを設置することについて話し合う。

(組み合わせ)
   A B C D
1 ○ ○ × ○
2 ○ ○ × ×
3 ○ × ○ ○
4 × ○ ○ ○
5 × × ○ ×

 

問題97 Kさんの社会生活の維持及び拡大の支援に関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

A 下肢の筋力トレーニングを勧める。
B 一人で買い物に行くように勧める。
C 友人との交流の機会を増やすよう勧める。
D 長女の訪問回数を増やすよう勧める。

(組み合わせ)
  A B C D
1 ○ ○ × ×
2 ○ × ○ ×
3 ○ × × ×
4 × ○ ○ ○
5 × ○ × ○

 


(介護技術・事例問題3)


次の事例を読んで、問題98から問題100までについて答えなさい。
{事 例}
Mさん(78歳、男性、要介護2、身長160cm、体重65kg)は、妻(78歳)と二人暮らしで、脳梗塞で入院加療後、後遺症を抱えながらの在宅生活1年目である。歩行には一部介助が必要であり、時々、妻と車いすで散歩に出掛けるが、普段はテレビを見たり新聞を読むなどして過ごしている。食事の時は、車いすに座ってスプーンを用いて自分で食べられるが、身体全体が右側にずり落ちていることが多い。最近はむせることが多くなってきた。1ヶ月前に風邪をひいたが、現在は体調が安定している。Mさんはトイレで排泄することを強く希望し、妻の介助でトイレまで移動し排泄ができている。妻は腰痛を抱えながら昼夜を問わずトイレまで介助しているため、「疲れている、ゆっくり休んでみたい」と訪問介護員に話す。訪問介護(身 体介護)を週に1回利用している。

 

問題98 Mさんの現在の状態のアセスメントに関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

A 転倒の恐れ
B 閉じこもり状態
C 誤嚥性肺炎の危険性
D 認知機能の低下

(組み合わせ)
  A B C D
1 ○ ○ × ×
2 ○ × ○ ○
3 ○ × ○ ×
4 × ○ ○ ○
5 × ○ × ○

 


問題99 次の記述のうち、Mさんが、食事中にむせることが多くなった要因と考えられるものとして、最も適切なものを一つ選びなさい。

1 嫌いな食品が多いため。
2 カロリー摂取量が少ないため。
3 スプーンでの一口量が少ないため。
4 風邪の影響が残っているため。
5 食事中の姿勢が悪いため。

 


問題100 Mさんは「妻に申し訳ない」と訪問介護員に話し、ここ二、三日は食事を減らしたり、なるべく水分をとらないようにしている。次の記述のうち、Mさんがこのような行動をとっている理由と考えられるものとして、適切でないものを一つ選びなさい。

1 体重を減らすため。
2 栄養のバランスを考えているため。
3 妻の負担を減らすため。
4 排泄の回数を減らすため。
5 妻と自分の睡眠時間を長く取りたいため。

 

<解答>

問81:4 問82:5 問83:5 問84:3 問85:3 

問86:4 問87:3 問88:4 問89:4 問90:5 

問91:3 問92:2 問93:3 問94:5 問95:1 

問96:4 問97:2 問98:3 問99:5 問100:2

 



These are our most popular posts:

第21回 介護技術 / 過去問題特集

このページでは、「第21回、介護福祉試験の介護技術」について紹介しています。 ... 問題84 高齢者の夜間の快適な睡眠のための援助に関する次の記述のうち、最も適切 なものを一つ選びなさい。 ... 4 空腹状態にあるときの入浴は避ける。 ... 問題92 Gさんの 診断の結果を受け、入居者の健康状態の確認が行われた。 .... 介護福祉士教材は、 多くのナレーター候補より、 落ち着きがあり安心感を与えるようなナレーターを起用しま した。 read more

一般幹部候補生スレ・その27

2012年1月15日 ... 幹部候補生学校(空自・奈良基地) ... この試験を受けて合格して入校する学校が士官 学校なんですか? 6 : 専守防衛さん ... 7 : 専守防衛さん : 2012/01/17(火) 09:40:24.91: じゃあ防大って何のためにあるんだろう…。 8 : 専守防衛さん ..... 126 : 専守防衛さん : 2012/01/24(火) 01:21:35.46: 膨大性は講義=貴重な睡眠時間だから ...... フネは専門 技術者の集合体なので味噌汁を飲んだ数が全てです。 CPOには ... read more

兵 (日本軍) - Wikipedia

似たような言葉に兵士や兵隊があるが、ここでは1945年まで置かれていた旧日本陸 海軍の兵卒についてのみ触れる。 陸軍は下から二等兵、 ... 他に公務による傷病、疾病 のため危篤に陥った者、抜群の功績をあげた者が、特に上等兵に進級した。 海軍は 時期により .... しごき」があった。 平時は古年次兵は年長者であったが、戦局が拡大 すると、20歳近くも若い古年次兵から私的制裁を受ける初年兵も現れた。 ... この上等兵 候補者からごく一部の試験合格者が、3ヵ月後に上等兵になることが認められた。 実際は上等兵の ... read more

過眠症ランド - 最新研究論文

このアリルの存在有無を定量するための高精度HLAタイピング技術は、現在の利用 できる方法では煩雑かつ高価という難点があります。 ... ですから、適切な診断と治療を 受けるための方策を確立させるためには、ナルコレプシーの罹患率を推定することが とても重要です。 ... アメリカにおいて閉塞性睡眠時無呼吸症を有する民間トラック運転 手の多くは未診断もしくは未治療である ... 肺がん患者の疲労に対するモダフィニルの 有効性と安全性を評価し、今後、無作為コントロール試験を実施する価値があるのか どうかについて ... read more

0 件のコメント:

コメントを投稿